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月別アーカイブ  [ 2007年05月 ] 

赤ずきん 〜おばぁさん青春編〜 


今日は長い長いお話です。




【赤ずきん 〜おばぁさん青春編〜】









ある日、赤ずきんはおばあさんのところへ遊びに行きました。





赤ずきん「ねぇおばぁちゃん」



おばぁちゃん「・・・何だい?赤ずきん。」



「おばぁちゃんの耳はどうしてそんなに大きいの?」



「それは・・・お前の声がよく聞こえるようにだよ」



「ふーん じゃあどうしてそんなに目が大きいの?」



「それは・・・お前の姿がよく見えるようにだよ」



「ふーん じゃあどうしてそんなに口が大きいの?」



「それはね…おじいさんのアレをくわえすぎて…いや、何でもないよ。」



「?」



「いやね、何でもないと言うより、難でもなかったんだけどね。」



「おばぁちゃん、何言ってるか分かんないよ。アルツハイマーなの?」



「ふふふ・・・お前にはまだ早すぎたかね。」








こうして赤ずきんと話しているうちに、おばぁさんは若い頃のことを思い出しました。






・・・







。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。








今から50年前のこと。
のりこ(おばぁさん)はファミレス ドニーズのウエイトレスとして働いていました。

しかし、のりこには店長にも言えない秘密を持っていました。








チリリーン








いつものように、客が入ってきた合図となる、鈴のかわいた音が店内に響いた。



のりこ「いらっしゃいませー」



ガラの悪い男5人がズカズカと店に入ってきて言いました。




男「おい。 この店にある、ありったけの金と酒を頂くぜ。」



のりこ「・・・」



そう、ここは日本のダウンタウンと呼ばれている、埼玉県のK市。

この街には数多くのギャングチームが渦巻いており
あまりの犯罪の多さに警察も手が付けられず、収集不可能となっているのだ。




「申し訳ございません、お客様。それはチョット・・・」





強盗「俺たちは客じゃねーんだよっ!
 さっさとしねえと、テメエの頭が体と一生くっつかないようにしてやるぜ?」









???「待ちなァッ!!!」







ドアの前に一人の男が立っていた。全裸で




強盗「だ、誰だテメエは!? ふざけた格好しやがって!」



???「ふふふ・・・オレかい? 
 オレはこの辺じゃあ
全裸のジャッカルと呼ばれているぜ?」




!!





男はその名を堂々と名乗ったが、
アソコはてんで堂々としていなかった。
むしろ隠れていた。皮に。



強盗「ジャッカルだと・・・?
 
  第二次世界大戦中、たった一人全裸で米軍基地を18ヶ所も壊滅させたという・・・
  そして、そして米軍人からは一匹狼が故、全裸のジャッカルと呼ばれ恐れられていたという・・・あのジャッカルか・・・!!」






ジャッカル「ふふふ・・・やらないか?」



強盗「クッ・・・おい、テメエら!! ずらかるぞ!!」



強盗たちはたちまち血相を変えて逃げていった。店内のトイレに。
トイレに窓はないのに・・・



ジャッカル「お嬢さん、ケガは内科医(無いかい)
ハハハッハ!!ケガは外科医かぁ!!」





全世界の時が止まった。
ザ・ワールドである。





「・・・ん、これは?」



気付くとジャッカルはのりこに手錠を掛けられていた。



「おいおいお嬢さん、何のマネだい? 緊縛プレイかい?」



のりこ「まだ気付かないの?
    これはジャッカル、あなたを逮捕するためのオトリ捜査だったのよ!」





「ふ、ふざけるな! 
 オレは戦後には人を殺していなければ、物も盗んでいないぞ!!」




「ええ。その通りね。
 でもあなたは常時全裸。近所からの苦情も5万件は超えたわ。
 よって、あなたを公然わいせつ罪で逮捕するわ。」






のりこは ふと考えた。

ダウンタウンでこんなキ●ガイを捕まえるより
もっと他にすべきことがあるのではないのか?
こんな変態にオトリ捜査までして・・・

躊躇していたのりこは目の前のジャッカルの
余りに余った下の皮を見て悟った









こいつはどんでもない悪党だ・・・!!











ドカァァァアアアン!!!!









!?






あたりが突然、煙で包まれた。



「しまった・・・!! ケムリ玉かっ!」




ジャッカル。何て機転の利くヤツだ。
だが、なぜ全裸なのか? そう考えると、やはりただの変態か。




煙が消え、ようやく周りが見えるようになった。
しかし、ジャッカルの姿はそこには無かった・・・



銭形「く、まんまと逃げられたか ルパンめぇ!」




捜査は失敗。
そう思った瞬間、銭形は何か異様な臭いに気付いた。



銭形「臭いぞ? これは・・・い、イカ臭い!! イカ臭いぞッ!!」



銭形が後ろを向くと、変態ジャッカルの姿があった。




のりこ「貴様!!」





銭形「ヤツめ・・・まんまとやられたわ。」


「おじさまは何も盗んでいませんわ!」


「いや、ヤツはとんでもないものを盗んでいきましたよ。」


「?」






・・・






「あなたのエプロンです・・・!!」









!!








ジャッカルは のりこのエプロンを着ていた。裸の上に。




ジャッカル「おい。これでどうだ?もうオレは裸じゃあねえぜ」



・・・



「決めたぜ! オレは今からこのドニーズで働く!いいな?」



やはりこいつはラリってる。
ジャッカルの丸出しのケツを見てのりこは思った。

まあ、あの下の皮を見せられるのよりマシか・・・




そうこうしているとフーゾク店に行っていた店長が帰ってきた。




店長「な・・・なんだこいつは!?
   
   俺の知らない男が、裸にエプロンを着て、しかも手錠をしている。」







うちの店を汚されてたまるか!!! (フーゾク帰り)









店長「誰だー!?お前は!!」





「オレか?オレは・・・全裸のジャッカルもとい、裸エプロンのテ・ジョーだぁっ!!」







銭形「か、改名してやがる・・・!」











店長「か、 カッコイイ・・・!」








のりこは思った。

この街にまともな男はいないのか?














こうして のりこ(おばぁさん) と テ・ジョー(おじぃさん)の運命的に出会い、そして恋をした。



・・・

















。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。











おばぁさん「ふふふふ・・・」



赤ずきん「どうしたのおばぁちゃん? 急にニヤニヤして」



「ふふふ、何でもないよ。」



「えー。変なおばぁちゃんー」



「赤ずきんよ 
 私とおじぃさんが出会った時の話を聞きたいかい?」




「うん!聞きたーい
 
 でもおばぁちゃん
 おばぁちゃんがいっつも持ってるそのカギは何のカギなの?」





「このカギかい? ふふふ・・・これはね、手錠のカギだよ。
 なぜこんなカギを持っているかというとね
 それは、今からする話を聞けばわかるよ・・・」







今日は雲ひとつ無く気持ちのいい日だ。
まるでおじぃさんと初めて出会った日のように。

おばぁさんは思った。

この話をし終わったら、赤ずきんと一緒に
おじぃさんの墓参りに行こう、と。



もちろんこのカギを持って。



[終]





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( 2007/05/16 21:24 ) Category ネタ | TB(0) | CM(5)
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